« 【医療-7】 | トップページ | 【医療-8】 »

2016年6月22日 (水)

★『無名』(4):沢木耕太郎★

『無名』(4):沢木耕太郎★

沢木耕太郎:幻冬舎

2003年9月15日 第一刷 発行

**********************

『第6章:吹きぬける』

退院した翌日から在宅看護の実地レッスン。
なぜもっと頻繁にこの家に来て、父の話を聞いて

おかなかったのだろう。

父の趣味をトレース・辿った。
回復の兆しはあったがやはり混濁している。

長期戦にヘルパーさんを頼む事にした。

*********************

『第7章:白い布』

上の姉から「お父さん、もうだめみたい」

「そうか、間に合わなかった・・・」
駅の本屋で「葬儀の手帳」を買う。

TVを見ていて面白そうに笑い、ふっとベッドの背に深くもたれた。

「朝はあんなに元気だったのに」 葬儀の準備。

父の死に際に思い残す事はほとんどない。
できることはやった。

姉の言うとおり程のよい死・・・だった。

すでに父は畏怖する対象ではなくなっていたのだ。
反抗すべき父は存在しなくなっていた。

最後の別れ。

**********************

『第8章:その肩の』

父の句集の編集を始めた。分類・採否。

無数の類句がある。285の句と唯一の文章。
「幼時の記憶」最後に父についての私の文章を付す。
 

「その肩の無頼のかげや懐手」(二郎)

(遺族からの手紙)
皆様にはお変りなくお過ごしのことと存じます。
十一月父が死去。89歳。

*******************

【思い出】
いずれにしても人の最後はやって来る。

父の場合には・・・家族が集まり・・・皆に囲まれて亡くなった。

最後に声を出していたが聞き取れなかった。

酸素吸入器を付けていたから・・・
それだけが気になっている。

「!!!!!」
最後に何を言いたかったのか!

|

« 【医療-7】 | トップページ | 【医療-8】 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/161998/63814379

この記事へのトラックバック一覧です: ★『無名』(4):沢木耕太郎★:

« 【医療-7】 | トップページ | 【医療-8】 »