カテゴリー「フェルメール」の記事

2009年7月11日 (土)

★ルーブル美術館展:2009★

★ルーブル美術館展:2009★
京都市美術館:
朝から出かけた。
幸い梅雨の内だが雨は上がった。Sp7090008
思いのほか人出が多く、
いつもの通り、人の頭越しに
絵を見る事になる。
メインは#12:
フェルメールの「レースを編む女」
だがやはりサイズが小さく
ゆっくりは鑑賞出来なかった。
H18年9月にパリのルーブルで
見た時には団体旅行のため
一人でゆっくり見る事が出来なかった。
有名画は所有・展示されている
美術館で見るのが観客も少なく
ゆっくり鑑賞できるはずだが
どちらも難しい。皮肉なものだ。
★作品解説:
【今回の展覧会】
15の作品について解説がなされている。
http://www.ntv.co.jp/louvre/sitemap/
【ルーブル】
http://www.louvre.fr/llv/oeuvres/toutes_oeuvres.jsp;jsessionid=KYpdy2nJJYpDGBL7zwRvD0nvn8TnxzHnJnHGxHwZmnL1qTNX1btr!-1578345946?FOLDER%3C%3Efolder_id=1408474395182004&CURRENT_LLV_DEP%3C%3Efolder_id=1408474395182004&FOLDER%3C%3EbrowsePath=1408474395182004&bmLocale=ja_JP
などで見ることが出来る。
★「レースを編む女」(フェルメール)H2179lb3
ルーブルでは小さな絵だな!
と感じた程度で
指先に視線が凝集していることも
感じずに一瞥するだけで終わった。
 「ルーブルの解説」
http://www.louvre.fr/llv/oeuvres/detail_notice.jsp;jsessionid=KYkrQpRcvNPQTGfGZ1GZpQyGXr80Frx1PxFpm1lhzcF2T1pLm2xx!1824190547?CONTENT%3C%3Ecnt_id=10134198673225930&CURRENT_LLV_NOTICE%3C%3Ecnt_id=10134198673225930&FOLDER%3C%3Efolder_id=9852723696500813&fromDept=false&baseIndex=41&bmLocale=ja_JP

★ルーブル展の作品解説:
http://www.ntv.co.jp/louvre/description/pict5.html
鑑賞のしかたは粗雑なものだが
ここでまたフェルメールに一歩近づいた!
★「ユノに欺かれるイクシオン」(ペーテル・パウル・ルーベンス)
http://www.ntv.co.jp/louvre/description/pict9.html
ルーベンスの肉感的な描写に眼が行くだけでなくH2179lb2
主題となる物語を理解すると
なお興味がでる。
★「大工ヨセフ」(ジョルジュ・ド・ラ・ツゥール)
http://www.ntv.co.jp/louvre/description/pict12.html
光源は幼子キリストが持つ蝋燭ただ一つ。
輝く炎は、若々しいキリストの顔を清冽にH21711pict12
照らし出しながら、幼子の左手を透かして
見るものに届けられる。
一方、大工仕事に精を出す養父ヨセフの
手元をほのかに照らしつつ、額には年齢と労苦を刻み込んだ皺を浮かび上がらせる。ほぞ穴が穿たれた角材は十字架を連想させ、幼子の将来がすでに暗示されており、キリストに向けられた、慈愛に満ちながら、どこか不安げなヨセフの視線も、
運命の予兆に緊迫感を加えている。
★「作品リスト」によると今回の
出品数は71点。
 「自画像」(レンブラント)、
「家族の陽気な食事」(ヤン・ステーン)
「王女マルガリータの肖像」(ディェゴ・ベラスケスとその工房)
                                                  H2179lb4


「6人の人物の前に現れる無原罪の聖母」(バルトロメ・エステバン・ムリーリョ)
などを興味をもって鑑賞した。

       H2179lb1
   

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2008年10月29日 (水)

★フェルメール展:2008:東京都美術館★

★フェルメール展:2008:東京都美術館★
★フェルメール:7作品★
東京都美術館:10月15,16日の2回見学・鑑賞した。
15日は昼過ぎに着いた。待ち時間約50分
シニア・デイなので止むを得ない。
16日は開門前30分、8:30頃に着いたら既に
2,30人の行列が出来ていた。
9時までには更に私の後ろに100、
200人位並んでいた。
中に入るとずいぶん余裕がありゆっくり鑑賞出来た。
フェルメールと同時代の他の作者の作品もたくさんあった。
これについては別途調べたい。
取りあえず今回展示のフェルメールの7作品を記録にまとめる。
なお絵画に関する記事はインターネットで
検索したものの借用である。
 
1)《マルタとマリアの家のキリスト》

  1jfh_3
大きな画面:マルタの両腕とテーブルの
白色が鮮やかに輝くように見えた。
キリストの右手でマリアを指し視線は
マルタを見つめている。
 三角形:三人の視線
     頭の位置
     マルタの上半身の姿
Christ in the House of Martha and Mary
Edinburgh, National Gallery of Scotland
160x142 :1654-55


2)《ディアナとニンフたち》

203diana_5
ディアナの足元の犬と植物には
何かの意味、寓意があるのだろうか?
ギリシャ神話を描いた唯一の絵:
この絵に描かれた場面の直後
狩りに出たアクテイオンがダイアナの
入浴場面に遭遇する。
驚いたダイアナ(=アルテミス)
はアクテイオンを牡鹿に変身させる。
そして、この飼い犬にかみ殺される。
・・・・そのことを暗示している。

Diana and her Companions
The Hague, Mauritshuis
98x105 : 1655-56

3) ≪小路≫ The Little Street

  3vermeer_straatjd00
アムステルダム国立美術館所蔵
前の2点に比べて小さい。
人物も小さいがそれなりに所作がわかる。
中央の窓の下に描かれて
いるのは子供の遊ぶ姿だそうだ。
生活が感じられるモチーフとなる。

窓の格子や道路の舗装が丁寧に描かれてリアルに感じられる。
54x44: 1657-58
「 Pieter de Hooch」の
「 Courtyard of a House in Delft」
とテーマが酷似している。

4) ≪ワイングラスを持つ娘≫
The Girl with the Wineglass

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アントン・ウルリッヒ美術館所蔵
ベルリン国立美術館に類似品あり。
78x67: 1659-60
豪華な金の織物のある
赤い絹のドレスを着ている。
神経質そうな女性がこちらを見て笑っている。
しつこくワインを勧められて困っているのか?
窓のステンドガラスには乗馬の女性が
描かれているが手綱を引くことで
禁酒・節度を意味しているらしい。
この窓は「ワイングラス」の絵では
もう少し大きく描かれている。

5)《リュートを調弦する女》

517lute
背後の地図に斑点のように
見えるのは帆船。
ご主人が旅に出ているのか?
視線は窓の外。何に気がついたのか?

Woman with a Lute
New York, Metropolitan Museum
52x46 :1663

6)《手紙を書く婦人と召使い》、
 Woman writing a Letter, with her Maid

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アイルランド・ナショナル・ギャラリー所蔵
National Gallery of Ireland, Dublin
1670年頃
油彩・カンヴァス
72.2×59.7cm
<作品紹介>
フェルメールの晩年の様式の優れた一例である。
人物を大きく見せるために視点を低く置き、
空間を慎重に分割し構図を熟考している。
背景の絵は、ルーヴル美術館所蔵の
《天文学者》にも描かれている《モーセの発見》である。
手紙を書く女主人はこれも豪華な衣装を身につけている。
また真珠のイヤリング。これはフェルメールの
絵にしばしば登場する。
召使の視線は窓の外・・・なにが起こったのか?
よく見ると机の前に手紙を封印する小物や便箋?
が落ちている。
また窓は「ワイングラス」の絵と同じらしい。

7)《ヴァージナルの前に座る若い女》
A Young Woman Seated at the Virginals

351seat

 すごく小さな絵。
この女性も豪華な衣装と装飾を身にまとっている。
絵の具にはラピス・ラズリーを使用しているとの事。

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2008年10月26日 (日)

★H20年:秋の展覧会★

★秋の展覧会★
先日からいくつかの展覧会で
絵画を楽しんだが・・・・
記録がなかなか出来ない。
東京都美術館:フェルメール
 http://www.tobikan.jp/museum/vermeer.html
渋谷・文化村:ミレイ
 http://www.bunkamura.co.jp/museum/index.html
 http://www.bunkamura.co.jp/museum/lineup/08_jemillais/index.html
大阪市立美術館:佐伯祐三
 http://osaka-art.info-museum.net/special020/special_saeki.html
 http://osaka-art.info-museum.net/special020/special_saeki.html

京都市美術館:パリ100年
 http://www.city.kyoto.jp/bunshi/kmma/exhibition/paris.html
 http://www.mbs.jp/event/200804paris/
※とりあえずブログ内に「フェルメール」のカテゴリーを追加・整理した

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2008年8月21日 (木)

★フェルメール:天声人語★

★フェルメール:天声人語★
8月5日の天声人語でフェルメールの紹介があった。
*********************
輝く鉱石を思わせる白い袖口から、両手が紙に伸びている。
・・・・・<手紙を書く婦人と召使い> の様子。
▼晩年、といっても40歳を前に描いた<手紙を――>は、
画家が最後まで手元に残していた一枚だ。
74年と86年、ダブリン近郊の同じ豪邸から盗まれた
ことでも知られる。・・・との事。
▼朽木ゆり子氏の「盗まれたフェルメール」(新潮選書)
・・・を参照して
「婦人の左まぶたに針穴が見つかった」
「カンバスの一点から放射状に糸を張り、
遠近を正確に描いたとの仮説」
・・・らしい。
▼多くは左から陽が差す室内に、
画家は楽器や地図を配して日常を描いた。
どの絵も、抑制の利いた画面に安らぎの光りが満ちる。
晩年はそこに寓意を忍ばせもした。
静謐と冗舌
▼米ボストンの美術館から消えたままの<合奏>を含め、
世界に散ったフェルメールはどれも波瀾万丈だ。
希少価値をわが目で確かめようと、
一生かけて全作を訪ねるファンも多い。
作品の2割がいま、縁あって酷暑の東京にある。
「巡礼」を思い立った人には、この上ない始発駅となろう。
************************
★確かにフェルメールのファンが多い。
 巡礼を始めた人も多い事と思う。
 私も仲間入り??

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2008年8月17日 (日)

★フェルメール展:H20年★

★フェルメール展:H20年★
今年になってフェルメール展の紹介が多くなった。
6月27日の朝日新聞、「be:Extra」では展示作品を
含めて「世界のフェルメール」までの
紹介があった。

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         Sp6280046   

     

 

 いよいよフェルメール展が始まった。
12月14日まで上野の東京都美術館。
展示作品は当初の予定から変更はあったが
過去最多の7点になった。
≪絵画芸術≫が中止。
《手紙を書く婦人と召使い》が追加になった。
他の作者の絵画を含めて出品総数は計38点だそうだ。
**********************
出品されるフェルメールの作品は、
光に満ちた美しい空間を描いた風俗画の傑作
《ワイングラスを持つ娘》、

     H2088ooi       

 

 

 

現存する 2 点の風景画のうちの 1 点《小路》、

  Sh208807stree           

   
Sh2088507stree4
   

  *部分*




 近年フェルメール作と認定され大きな話題となった
 《ヴァージナルの前に座る若い女》、
 
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 晩年の優品《手紙を書く婦人と召使い》、
 Sh191111vermeer321



  Sh208832ladyw3         

  *部分*

 





 

  《マルタとマリアの家のキリスト》、

  H191111vermeer2001           

 

 

 《ディアナとニンフたち》、

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  《リュートを調弦する女》

Sh208817lute

  

   Sh208817lute1      

  *部分*




の 7 点です。

******************
秋には是非観に行きたい。

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2008年5月12日 (月)

★フェルメール:新聞紙上紹介★

★フェルメール:新聞紙上紹介★
今年になって新聞紙上でフェルメールが
紹介される事が多かった。
★1月17日:日経新聞:文化欄:
歌人の佐々木幸綱氏の
「青いターバンの少女」としての紹介がある。
マウリッツハイス美術館の近くに
住んでおられたらしい。
うらやましい!!
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また特集で
★光りの旅★
フェルメール:が紹介されている。
日経新聞 2008年(H20年)2月17日
17世紀オランダの古都デルフトで生涯の
ほとんどを過ごしたフェルメール。
雲間の陽光を伝える風景画や柔らかな光りに
満ちた室内空間を描いた画家は、
1枚1枚に途方もない時間をかけ、技を磨いた。
・・・・・として「デルフトの眺望」
「真珠の耳飾りの少女」「恋文」
「真珠の首飾り」を紹介している。
ここでも再三、小林頼子氏の評論を参照している。
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マウリッツハイス美術館蔵
スヒー川の対岸から望んだデルフトを描いた作品。
フェルメールが船でロッテルダムやハーグに
出掛けるときには、この港を利用した
と考えられる・・・・とのコメント:
Sp3130007
       

マウリッツハイス美術館蔵
この作品に見られるような異国情緒も、
東インド会社と関係があったのだろう。
真珠の首飾りは、フェルメール作品に
しばしば登場する・・・・とのコメント

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2008年1月 5日 (土)

★フェルメール:小林頼子:講演★

★フェルメール:小林頼子:講演★

*東京-4:11月24日*

日展を見た後暑さで疲れていたが

3Fの講堂に1時頃に様子を見に行くと、

もう入場待ちの列が出来ていた。

最後尾に並んだが2,30人目位だった。

1:30頃に部屋ドアーが開いたので

前の方に着席した。

室外の長椅子に座り、休憩していると

「小林頼子さん」がやって来た。

中年の小柄なおばさんだった。

午後2時から始まった講演は休みなく

2時間ぶっとうしで話された。

著作にも書かれているが直接、

映像とお話で感覚的にもよく理解できた。

【小林頼子氏:講演】
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今回の展覧会の特徴;フェルメールの絵は1点のみ。

貴重な絵なので1点もあると思って欲しい。

また内容は風俗画が中心になっている。

家事をしている女性が中心。

フェルメールの人気の理由;

海外ブーム、ブランド志向、盗難・犯罪

「プルースト:失われた時を求めて」の中で

フェルメールの作品に触れていること等

人気だけではない本質が素晴らしい。

・作品の質の高さ、主題の判り易さ

・風俗画とは・・・・オランダには多くの風俗画がいる

 それらからフェルメールが影響を受けた。

・生活の中の行動を描いた;手紙を書く、ボビンで紡ぐ、

 身支度、カード遊び、二重奏、掃除をする女、クローゼット

 魚売り、若い母、ETC

・隆盛の背景:風俗画の市場が成立した事による

 市民社会:王侯貴族の不在:パトロン不在:

・16世紀の時代背景:スペイン:カトリックとの対立

 ハプスブルグ家 対 プロテスタント

・16-17世紀の先例:ピーテルプリューゲル:農民の踊り

 ヨハイム・ビューケラール:マリアとマルタの家のキリスト

 フランス・ファンミーリス、真珠の首飾り

 中でも「ピーテル・デル・ホーホ」(1629~1684)

 の画題と酷似するものが多い。
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雰囲気がフェルメールの絵とよく似ている。

次のHPに詳しい説明がある。 

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%86%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%BB%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%9B

・フェルメールの中での変化;「宗教画+風俗画」→風俗画

★フェルメール:「牛乳を注ぐ女」について 

 生涯:1632-75没             

作品:32~36点 :小林さんは32点説             

所在不明の物を算入すると50~60点を制作したと推定      

年間2~3点の割合になる             

1点300ギルダー;年収1000ギルダー             

当時の労働者の年間収入は200~300ギルダー   

★「牛乳を注ぐ女」の特徴

三原色 :明暗の操作: 形の単純さ

モチーフの少なさ;細部の観察:丁寧な彩色

透視法:巧みな使い方

*主題は福音書から:ルカ:10章ー38-42:行動、瞑想

パンを中心にする「マリアとマルタ」→同一化

フェルメールの風俗画への 転身の決意→作品

****************************

ここには講演の一部しか揚げられないが

講演の内容は別途整理する。

この後、「牛乳を注ぐ女」の展示場に

向かったが土曜の午後のせいか

大勢の人の混雑で「牛乳」の画面を充分には

鑑賞できなかった。画集やインターネットの

画面で見る方がよほど鮮明に画面の細部まで

見えるのは致し方がない。

アムステルダム国立美術館に行く機会が

あればゆっくり鑑賞したい。

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2007年12月26日 (水)

★週間現代:フェルメール★

★週間現代:フェルメール★
買うともなく買った週刊誌(2007年9月29日号)に
「フェルメールの特集」が掲載されていた。
【「フェルメールに出会う旅」全作品を訪ね歩いた
作家・有吉玉青がナビゲーター】と題している。
11月のNHKTV(名画を語る?)でも
有吉さんと大橋巨泉、もう一人絵画の専門家の3人で
「牛乳を注ぐ女:フェルメール」で対談をしていた。
この3人は文学者であったり鑑賞者なので
話の内容・見方が研究者としての小林頼子氏の
解説・説明と随分違うなーと感じた。
以下週刊誌の記事を抄録する。
***********************
1)牛乳を注ぐ女 :1658-59年頃、油彩、カンヴァス
アムステルダム国立美術館所蔵で展示。
 国立新美術館(今年1月21日、東京、六本木にオープン)
【絵と言うより光の粒子でできた塊のようで、
その存在感に圧倒されます】・・・・との事。
Spc260009






2)手紙を読む青衣の女 :1663-64年頃、
アムステルダム国立美術館所蔵:1885年開館。
 フェルメールは「牛乳を注ぐ女」ほか4点を所蔵。
【柔らかい光が満ちる部屋にたたずむ女性。
フェルメール独特の静謐な美しさを感じさせる作品です。
光り輝く椅子の鋲や壁の地図、布の質感など
細部を見る楽しみもあります】・・・との事。
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3)真珠の耳飾りの少女:
1665年頃、1632-1675、
Canvas、44.5*39cm
 マウリッツハイス美術館 :ハーグ
【絵の前に立つと、人の心を見透かすかの
ような強い眼差しに射すくめられてしまいます。
ターバンの鮮やかな青色も、光る真珠の耳飾りも、
眼差しが気になり、よく見る余裕がないほど】・・・・との事。
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******************
【有吉さんからの説明】
17世紀オランダの画家フェルメールの
現存する作品は、全36点
(1点は盗難のため行方不明)
欧米7カ国、十数都市に散在している。
それらを1990年から2006年まで、
17年かけて訪ね歩いた。
フェルメールの絵は光の粒子で出来ている。
窓辺で手紙を読む女、水差しを持つ女、
楽器を弾く女、・・・
ありふれた日常の光景がひっそりと、静かに輝く。
どうしてこんな事が出来るのだろうと
近づいて見ると、ただの絵の具だ。
そこには確かに「奇跡」がある。
そんな絵に魅せられて旅をしてきたが、
36点と言う数は、決してすべてを見ることが
不可能な数ではない上に、絵が欧米各地に
散らばっていることがまた、
旅ごころをかきたてたのだ。
そして全作品を見終えた今、残っているのは、
必ずしも絵ではない。
絵そのものは、意外なほど記憶できない。
色や構図、絵の輝きや全体の印象さえ、
いつかおぼろになる。
旅の間には、企画展などではからずも再会した
絵もあったが、そのたびに発見があり、
出会いはいつも新鮮だった。
おそらく絵は、それまでの経験で見るからだろう。
絵に何を見るか、どこまで見られるか。
絵は、その時の自分が、見られるものを見せてくれる。
ただ、それを見に行ったときのことは覚えている。
アムステルダムの運河に射す鮮やかな光、
ニューヨークの喧噪。
ハーグでは、絵を見ながら友達と語り合った。
ルーブルでは時間がなくてフェルメールに走り、
名画が後ろに飛んでいった。
また美術館のカフェで食べたケーキがおいしかった、
こんなことまでも、絵を見ると思い出す。
絵には思い出がしみこむのかもしれない。
それが自分にとっての、その絵かもしれない。
絵を見たらミュージアムショップで、
その絵のポストカードを買うことにしていた。
35枚の絵はがき。
これが折々の旅の記憶であり、
私のフェルメール画集である。
(63年、東京都生まれ。
ニューヨーク大学大学院演劇学科終了。
著書: 
「恋するフェルメール・・・36作品への旅」白水社 等)
**********************
4)兵士と笑う女 :1658年-60年頃、
    アメリカ:ニューヨーク
       フリック・コレクシヨン
【フェルメールが描いた女性の顔の中で、
もっとも表情が生き生きとしている作品。
窓から差し込む陽を受けながら、
兵士に向かって微笑む顔が実に楽しそうです】
・・・・との事。
Spc260012






5)窓辺で水差しを持つ女 :1664-65年頃、
 メトロポリタン美術館
フェルメールの作品を最多の5点を所蔵している。
【テーブルに置かれた水盤と水差しが光り輝き、
部屋にあるものを映しています。
「この光りは一体何だろう」と吸い寄せられるように
近づいてしまう作品です】・・・との事。
Spc260013





6)地理学者 :1669年、
   フランクフルト:シュテーデル美術館
【よく見るとコンパスを持つ右手親指の爪が光っています。
遠くを見つめるような地理学者の表情も
心理を悟ったかのようで印象的。
見る度に発見のある絵ですね】・・・・との事。
Spc260014




7)バァージナルの前に座る女 :1675年頃、
 ロンドン:ナシヨナル・ギャラリー
巨大な美術館は66もの小部屋に分かれていて、
まるで迷路のようです。
【43歳で短い生涯を閉じたフェルメール
最後の作品とされます。
質感に欠け、「晩年の停滞」と酷評
されていますが、ヴァージナルの脚の
輝きに衰えぬ技が光っていると思います】
・・・・との事。
Spc260015




★このように週刊誌で手軽に名画と
美術館を紹介するのも良い趣向と思う。
門外漢の我々にも親しみが沸く。
小林氏も朽木氏もそれぞれに著書で、
どうして、日本人はフェルメールが好きなのか?
好きになったのか?を述べて居られるが
とにかく美しいし、引き込まれる。
私も大阪市立美術館で見て以来
「真珠の耳飾りの少女:青いターバンの少女」
に見せられたが今回の「牛乳を注ぐ女」
にもはまってしまった。
まだ実物を見た枚数は少ないが今後も
フェルメールを追いかける事になりそうだ。

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2007年11月17日 (土)

★ロンドン:フェルメール★

★ロンドン:フェルメール★
9月にツアーでイギリスに行って来た。
ロンドンの美術館を調べるとフェルメールが4枚ある。
ナシヨナルギャラリーに2枚:
「ヴァージナルの前に立つ女」と「ヴァージナルの前に座る女」
それに「ハムステッド・ヒース」の「ケンウッド・ハウス」
にある「ギターを弾く女」
さらに英国王室コレクションとして、
バッキンガム宮殿内にある「音楽のレッスン」
ツアーの最後にロンドンで自由時間があるので
ナシヨナルギャラリーの2枚と出来れば
ケンウッドハウスまで行きたいと考えた。
昨年購入した、「朽木ゆり子:フェルメール全点踏破の旅」
を一読して即席の知識を吸収した。
「ヴァージナルの前に立つ女」
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「ヴァージナルの前に座る女」
H191111nbeh1

「ギターを弾く女。」
H191117


「音楽のレッスン」
H191111


***********************
最終日のフリータイムの集合時間が午後3:45。
この時までにHTLに帰着。時間厳守。
当日の計画は朝早く二人だけでHTLを出発して
美術館の開く10時までにロンドンブリッジ周辺を
歩き、10時にナシヨナルミュージアムに入場、
その後サマーセットハウス:コートルード美術館
を見学して時間があれば
「ハムステッド・ヒース」まで出掛ける
・・・後は現地での時間次第と云う積もりで出掛けた。
結果はナシヨナルミュージアムで「ヴァージナルの前に立つ女」
を見ただけに終わった。
もう1枚の「ヴァージナルの前に座る女」は貸し出し中で残念!!
「ハムステッド・ヒース」も時間が足らず今回は諦めた。

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2006年10月 8日 (日)

★フェルメール・朽木ゆり子★

★フェルメール★
先日紀伊国屋の店で、見るともなく見ていると
『フェルメール 全点踏破の旅』・朽木ゆり子
の新書版が平置きされていた。最近の出版だろうと
見ると果たして9月20日に発行されている。
作者はジャーナリスト。国際基督教大学社会科学科卒。
行政学修士課程修了。コロンビア大学大学院政治学科博士課程に学ぶ。
一九八七年から九二年まで「日本版エスクァイア」誌副編集長。
過去にもフェルメールに関する著述もある。
内容は「フェルメールの全作品を見て歩く」と言うもの。
帰りの電車の中で読み始めたがとても面白い。
ご本人が「ジャーナリストとしての観点」から
書いた、と言っているように読みやすい。
「日本人がフェルメールを好む理由」も解説している。
此処数年で大阪市立美術館で見た「真珠の耳飾り・青いターバン」、
ドレスデンで見た「手紙を読む女」、
最近見たビデオ映画「フェルメール」、ルーブルで
見ることの出来なかった2点。
等を思いながら読むことにする。

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